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ヘボットを完走した感想

よもやこのアニメの話をこのブログでする日が来るとは。

 

はい、今日(日付的には昨日)で最終話を迎えたヘボット!全話一挙配信の話です。

知ってる方もいると思いますが、実は以前にも1話だけ見たことがあり、とてもじゃないけどノリが合わないと思い視聴切りました。かなり酷評した覚えもあります。

時は流れ今年の夏頃、ヘボットが単なるギャグアニメではないこと、一挙配信があることをフォロワーのRT経由で知りました。そのツイートの「伏線を回収するエヴァ」というフレーズが気になったのとエヴァもそんな刺さらなかったのでそこは不安だったけど、主人公のネジル役がミリシタでの担当の木下ひなた役でもある田村奈央さんということでそれなら再履修してみようかという機運になりました。

そして迎えた第1話放送。抱いた印象はそれまでとほぼ同じで面白さが分かりませんでした。感情としては虚無。ただし前回と違うのは、今回は周回済みのフォロワーやチャットを見ながら視聴できるということ。でんちゃんの少年声や女の子キャラのかわいさだけをモチベに最序盤の数話は観てました。(同じ中の人で山岡士郎パロをやったのは面白かったけど)

それ以降はまあ紆余曲折あり…

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DVDBOXとファンブックを買ってました。DVDはまだ未発送、ファンブックは暇な時間見つけたら読みます。

 

過程を飛ばし過ぎだろ!ダメダメだ!

 

ここまでハマりこんだ経緯については書き始めたらキリがなく、残念ながら月曜日にも火曜日にも普通に仕事なので割愛します。

ただ、一言で表すなら、めちゃくちゃ出来の良い「意味が分かると怖い話」

ネットで見る意味が分かると怖い話は玉石混交だと思ってるのですが(最初から怖い話とか何がしたいねんって思う)、その点この作品はかなり優秀で上手いことやってるんですよね。一見何の意味もなさそうな不条理ギャグアニメ特有の変なキャラや演出に重要な意味があるっていう。あまり自信のある例えじゃないですが「そこら辺に転がってる石ころの殆どが爆弾だった」みたいな感じでしょうか。

そして何よりビビったのが、中盤辺りまで観てからもう1度1話を観た時の印象が全然違うんですよね。よく分からない与太話だと思ってた冒頭の「多分むっちゃ先の話」パートでいきなり心がざわつくし、本編も重要なキーワードやキャラも出てくる。最初から大事なことを言っていたのに、聞き手である自分が意にも介さず聞き流していた。考察勢は割と初期の回の放送当時から考察してたみたいなのでこの辺は自分の不真面目さの問題かもしれません。

ストーリー以外の話をすると、ナグリ王妃の腹筋バキバキなのに可愛いキャラデザがマジですごいと思いました。戦闘力の高い女性キャラって大抵見た目は普通の女性だったり性格はクール寄りだと思うんですけど(主観100%)王妃に関しては強そう感と可愛らしさが同居してます。好きなキャラはレギュラー以外だとロココットとダガシープです。

 

まとめに入りますが、噂に違わぬ名作であり怪作でした。後半の方はプレミア公開終わってからも1,2回ずつ観ることも多かったのですが、それでもまだ分かってるとは言い難いのでDVDが届いたらまたじっくり周回しようかと思います。

 

心のネジを締めていこうぜ!